SPECIAL テクノロジスト対談 技術力の成長を語る

困難を乗り越えながら
挑戦すれば、
一流の技術者に
レベルアップする。

A.N.
設計開発職(電気電子分野)/25年目

電子楽器メーカーにて設計開発に従事する。電子楽器の性能を維持しながら安定生産するために、製品に使用する電子部品の選定や検証を実施。「いい音」を追求しながら技術を磨いている。2021年に卓越した技術者が認定されるマイスターに認定され、後輩育成にも奮闘中。

I.S.
設計開発職(電気電子分野)/8年目

大手電機機器メーカーにてインバーターなどの開発に携わる。また、新素材でつくられた半導体の有効性について、世界レベルの技術を開発して特許を申請。30歳以下の卓越した技術者が認定されるヤングマイスターとして活躍中。

さまざまなプロジェクトに携わり、 試行錯誤を繰り返すことで成長を遂げる。

I.S.
ジェイテックでは、さまざまなプロジェクトを手がけることになります。配属される部署によって仕事の内容や進め方が異なりますし、多様な環境で新しい考え方をたくさんの人から吸収できるので、成長できるスピードは非常に速いと感じています。また、転職せずとも幅広い案件に関わることができるのもメリットですね。
A.N.
同じお客さま先でも、担当する製品が変わると使われる技術も変わるので、仕事中の会話も全く別物になりますね。常に刺激を受けながら成長できる環境だと思います。時には困難にぶつかることもありますが、最後までやり切るという強い意志をもって臨むことで、大きな達成感を味わえるのがやりがいです。また、最先端の技術を使用した製品開発に携わる機会も多く、ジェイテックだからこそ得られた貴重な経験はたくさんあります。
I.S.
新素材の半導体の有効性の研究では、お客さま先の社員の方々とともに共同研究者として名前を掲載してもらうことができました。客観的な実績として後々まで残るものなので、とても嬉しかったですね。このような経験は、他の会社ではなかなかないかもしれません。
A.N.
それはすごいね!私が技術力の成長を実感する瞬間は、トラブルを乗り越えた時ですね。目の前の課題に向き合って試行錯誤を繰り返していると、点と点がつながって線になるように、解決の突破口を見つけることができます。その経験を積み重ねることで、少しずつ解決策を見出すスピードが上がっていくと、成長できているなと深く感じますよ。仕事では想定外のことが必ず起きるので、試行錯誤を諦めないことが大事なんです。
I.S.
毎日の業務が成長につながりますよね。私は長期的な成長を遂げるために、「こういう考え方を身につけたい」という目標を立てるようにしています。新人の頃はロジカルシンキングを身につけたいと考え、日々意識して実践していたのですが、今では当たり前のように使いこなせるようになりました。技術者として伸びるためには、目の前の課題を楽しむ短期的な成長戦略と、将来なりたい自分を思い描く長期的な成長戦略の2軸が必要なのだと思います。Aさんは技術者として必要な力は何だと思いますか?
A.N.
コミュニケーション力だね。これまでさまざまなプロジェクトでたくさんの人に関わってきましたが、同じ質問をしても、端的に分かりやすく答えてくれる人もいれば、付帯情報をたくさん教えてくれる人もいる。言葉の選び方から提供する情報の選択まで、人それぞれの個性があります。私自身は、認識の齟齬を避けるためにも、端的で分かりやすいコミュニケーションを意識しています。状況にあわせて情報を整理するコミュニケーション力や人間力を鍛えると、仕事がスムーズに回ると感じていますね。
I.S.
結局、専門性以上に人間力が重要になりますよね。プロジェクトは個人戦ではなくチーム戦なので。また、技術力はゼロからいきなり身につくものではなく、先輩に教えてもらいながら日々学んでいかなければなりません。できないことを恥ずかしがるのではなく、年次を重ねても初心を忘れず学ぶ姿勢を大切にすることで、技術が進歩しても最先端のプロジェクトに携われる人材になれると思います。

日本の技術者ならではのものづくり精神は、 世界に通用する価値観だ。

I.S.
業務で研究論文を読んでいると、5Gの次の技術が登場するというトピックが掲載されていました。世界では技術に関する学会が開催されており、そこで最先端技術について話し合われていて、そして私たちが知らない間に製品になって登場するのです。世界に通用する技術者へとレベルアップするためにも、先行研究の情報を仕入れて最先端技術にアクセスすることが求められると感じました。
A.N.
50年前を考えると、今の技術はものすごく進化して生活も便利になっています。そう考えると、これから50年後はどのような未来が待っているのでしょうかね。数年前に最先端と言われていた技術も、すぐに当たり前となる世界。純粋に知的好奇心を満たすためにも、最先端の情報をキャッチすることが大切です。そして、自分なりのアイディアをイメージして業務に向き合うことで、技術者としても成長していけるのでしょう。
I.S.
その通りですね。世界を見渡しても、日本のものづくりへの向き合い方は独特で素晴らしいものがあると感じています。おもてなし、わびさび、もったいない精神……思いやりにあふれた日本ならではの価値観は、ものづくりに携わる技術者としても大切にすべきではないでしょうか。日本特有の価値観は製品や設計にも反映されているはずで、日本製品は世界的にも評価が高いです。日本でものづくりに携わる技術者だからこそできること、日本ならではの戦い方というのも、技術者として意識したいですね。
A.N.
「既存のものをいかに便利にするか」ということへの飽くなき探求心は、日本ならではのものだと思います。たとえば、20年前はお湯を沸かすだけの機能だった電子ケトルは、温度設定できるものから、倒れてもお湯がこぼれないものまで、さまざまな製品に進化しています。より良くするために何をすべきか、という日本のものづくりの美徳は、十分世界に通用すると感じますね。私自身も、電子楽器メーカーの仕事に携わるなかで「どんな音が良い音なのか」という命題に向き合っています。成熟した分野の製品ではありますが、まだまだ進化の余地は残されていると思いますよ。
I.S.
ものづくりに関わる技術は日々進化しているので、製品もまだまだ改善されていくのでしょうね。私は技術研究にも携わっているのですが、最先端技術の研究では誰も解を持っていないので、手探りで進めることになります。分からないことだらけなのは大変ではありますが、だからこそ好奇心が満たされて面白いと感じられています。今の研究は将来的に役に立つかもしれないし、そうではないかもしれない。失敗したことも重要な情報になるので、とにかくチャレンジすることを楽しんでいます。
A.N.
技術研究は宝探しのようなものだよね。技術者にとって大変意義深く、やりがいのある仕事だと思います。あと、世界に通用する技術者になるためには、当たり前ですが語学力も必要になりますよね。挑戦の幅を広げるためにも、英語をはじめとする語学力を磨くことは有意義だと思いますよ。

スキルアップと後輩育成の両輪で、 技術者のレベルを底上げしたい。

A.N.
技術者として25年間仕事に取り組んできて、自分自身のなかに多様な知識や技術が蓄積されてきました。このスキルやノウハウを後輩に伝えるために、ざっくばらんに実習や実験ができる場をつくるのが直近の目標です。
I.S.
それは魅力的です! 私も後輩育成が課題だと感じていて、たとえばジェイテックの技術者がいつでもアクセスできるコミュニケーションツールがあればいいなと。そのコミュニティには技術者の先輩たちが常駐していて、若手が気軽に相談したり、先輩も気さくに技術を伝えたりできれば、技術者のレベルの底上げができるのではと考えています。
A.N.
大切なことだね。そして、私自身も引き続き技術者としてのレベルアップを図っていきたいです。電子部品の選定の業務では、プロジェクトの関係者に部品の特徴を説明する機会がよくあります。一つひとつの部品について深く知り、どのような質問に対しても適切に回答できるスペシャリストを目指したいですね。
I.S.
私も、まだまだ自分自身が成長しないといけないと感じています。最先端技術の知識も吸収しながら、現在取り組む業務のスペシャリストになれるよう精進したいですね。また、マネジメントにも興味があるので、ベテランの先輩から教わりながらスキルを磨きたいです。そして、先輩と後輩の中継点のような存在になって、業務をスムーズに回すのが目標です。
A.N.
Iさんのこれからの成長が楽しみだね! ジェイテックは、お客さまの開発における課題を解決していく会社なので、さまざまな技術に出会える会社であることは間違いありません。ひとつの技術を突き詰めてもいいし、幅広い技術に関わり知見を広げてもいい。活躍のフィールドはたくさん用意されているので、技術に興味のある方はぜひ、ジェイテックで一流の技術者を目指してください。
I.S.
技術者志望の方は、好奇心を大切にしてほしいです。新しいことを知りたいという興味が、技術者としての成長に直結しますから。ちなみに私は学生時代、陶芸に没頭していたのですが、そこからものづくりに興味を持つようになりました。何かに一生懸命打ち込んだ人は、ものづくりへの適性が高いはず。私たちと一緒に、好奇心をもって楽しみながら技術に向き合いましょう!

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